OrganTree

PREMIER SOUND FACTORY

レズリーの空気ごと、録りました。

OrganTreeは、1960年代前半のHAMMOND B-3をLeslie 147スピーカーを丸ごと96 kHz/24 bitでマイク収録したKontakt音源です。レズリーの回転はエフェクトではありません。SLOWとFAST、それぞれの回転を全鍵で録った本物です。

機械音だらけ、ノイズ、歪みだらけ。その全てが、あのB3オルガンの魅惑のキャラクターを形成しているのです。

価格:8,600円(お支払い総額)

Kontakt 7.10.9以降のフルバージョン専用。
無料のKontakt Playerには対応していません。

購入する 8,600円

LIVE ROTARY

実機レズリーの収録音で弾く。

中央に並ぶ16の音色名をクリックして選び、左下のハーフムーン型スイッチでレズリーのSLOW/FASTを切り替えます。(モジュレーション・ホイールでも操作可能)その他、パーカッション、ビブラート、リリースノイズ、IRリバーブを装備しています。

レズリーの切り替え方式

実機のレズリーでは、上段のホーンがおよそ1秒、下段のバスローターがおよそ5秒かけて加減速します。SLOW(Chorale)は毎分40〜50回転前後、FAST(Tremolo)は毎分340〜400回転前後です。

OrganTreeの収録サンプルはホーンとローターをまとめて録音したものなので、部位ごとの加減速は再現できません。そこで、SLOWとFASTの収録音を約3秒かけて対数カーブで入れ替える方式にしました。3秒はホーンとローターの中間にあたる時間です。切り替わるのは収録音そのものなので、揺れ方と風の感触は録音した実機音のまま、クロスフェード処理しています。

楽曲中ではほとんど気になりませんが、SLOW / FASTの途中の繋がりを重視する場面では、ドローバーモード(ロータリーエフェクト使用)の方をお使い下さい。それでも敢えてメインをプリセット・クロスフェード式にしたのは、実機Leslieの荒々しい鳴り方には、ロータリーエフェクト・プラグインでは到底再現出来ない凄みがあるからです。

OrganTree v1.5 Live Rotary画面
OrganTree v1.5 — Live Rotary。16音色の選択とSplit、Rotary、IR Reverb、Vibrato、Releaseを備えたLive Rotary画面。

16音色の解説

音色は画面上でJAZZ/SOUL & GOSPEL/ROCK/BALLAD & REGGAE/LOWER MANUAL/BASS PEDALの6分類に分かれています。表記の数字はドローバー9本(16′ 5⅓′ 8′|4′ 2⅔′ 2′|1⅗′ 1⅓′ 1′)の引き出し量を、左から0〜8で示したものです。「Chorus C3」は、実機のコーラスをC3にして収録した音色です。

JAZZ

60’s Jazz Groove 800 008 888

16′と右端の4本(2′・1⅗′・1⅓′・1′)を全開にし、中間の倍音を抜いた設定です。サブオクターブの上に高次倍音が直接乗るため、鋭く明るいソロ向きの音になります。パーカッション3rdを加えると、さらにアタックが立ちます。

Here Comes Charlie 888 800 008

Gospel Soulの4本全開に1′を加えたものです。最上段の倍音が細く光り、速いパッセージでも音の粒が分かります。Charles Earlandの曲名を冠した、ソウルジャズからゴスペルまでの音です。

SOUL & GOSPEL

Green Onions 888 000 000

16′・5⅓′・8′の左3本を全開にした、ジャズオルガンの基本形です。「黄金のレジストレーション」と呼ばれる設定で、Jimmy Smithをはじめ多くの奏者の出発点になっています。サブオクターブと5度が重なるため単音でも太く、低い位置でコードを押さえると低域がうねります。

Gospel Soul 888 800 000

左3本に4′を加えた4本全開です。1オクターブ上の倍音が乗ることで輪郭が立ち、バンドの中でも埋もれません。ゴスペルの定番であり、Jon Lordのようにアンプで歪ませるロックオルガンの土台でもあります。

Amazing Grace 468 642 468

9本すべてを使い、2・4・6・8の段階で倍音の強さを変えた設定です。全開の音色と違って各倍音が段階的に混ざるため、音量がありながら角が立ちません。和音を長く伸ばすと、SLOWの回転で倍音がゆっくり入れ替わる様子がよく分かります。

ROCK

Full Drawbar 888 888 888

9本全開。B-3が出せる最大の出力で、Leslie 147の真空管アンプの飽和感とノイズまで含めて収録しています。コードを叩くと低域から高域まで一斉に押し出す、OrganTreeの中で最も荒々しい音です。

Born to be Wild Chorus C3 888 643 200

実機のコーラスC3を入れて収録してあるため、SLOWのままでも音が揺れて広がります。Steppenwolfの同名曲に代表される、1960年代後半のロックオルガンの質感です。

70’s Prog Rock 888 800 840

4本全開に、第5倍音にあたる1⅗′を全開、1⅓′を半分加えた設定です。長3度の倍音が入ることで、やや金属的で硬質な響きになります。収録時のメモにも「3rdパーカッション向き」と記したとおり、PERCUSSIONを3rdにしてスタッカートで弾くと、ELPのオルガンの手触りに近づきます。

Shine On You Crazy Diamond 468 844 054

16′を使わず、8′と4′を軸に上の倍音を散らした設定です。低域の重さがなく、ガラス質の透明な持続音になります。Pink Floydの長いイントロのように、和音を伸ばして揺らす使い方で性格が出ます。

BALLAD & REGGAE

Ballad Organ 800 000 008Chorus C3

16′と1′だけを全開にした設定です。4オクターブ離れた2本だけが鳴るため、中身の抜けた、ふわりと広がる音色になります。実機コーラスC3入りで収録。バラードの白玉や、歌の後ろで鳴らすパッドのような使い方に向きます。

No Woman No Cry 400 000 003Chorus C3

16′を半分、1′を少しだけ引いた薄い設定を、実機コーラス入りで収録しています。音の隙間が多く、柔らかい音です。レゲエやソウルで、コードを裏拍に置く用途に向きます。

LOWER MANUAL

Lower Organ 1 838 000 000

16′と8′を全開、5⅓′を控えめにした下鍵盤向けの設定です。5度の倍音を抑えた分だけコードが濁らず、左手のバッキングやベースラインに収まります。SPLITのLower側に置く定番です。

Lower Organ 2 008 880 000

8′・4′・2⅔′の3本です。サブオクターブを含まないので低域が軽く、中音域で和音を刻むコンピングに向きます。ベースと重なっても邪魔をしません。

BASS PEDAL

Bass Pedal 80 / 08 / 88 80 08 88

足鍵盤25鍵(C1〜C3)を、16′のみ、8′のみ、両方の3通りで収録しました。80は重く沈む実機そのままのペダルベース、08は1オクターブ上で輪郭の立つ低音、88は両方を重ねた最も厚い設定です。SPLITのLowerに置けば、左手でペダルベースとして使えます。実機と同じく、足鍵盤の音色にパーカッションは働きません。

すべての音色でSLOW/FAST切り替え可。

OrganTree v1.5 Drawbars画面
OrganTree v1.5 — Drawbars。9本のドローバーで音色を調整するDrawbars画面。

DRAWBARS

9本を単独収録したドローバーで、音色を組む。

9本のドローバーをそれぞれ単独で、レズリーを停止させた状態で全鍵収録したサンプルを、画面上の9本のバーで混合します。

LIVE ROTARYでプリセットを選んでから切り替えると、プリセットに近い状態でドローバーモードが開きます。そこから好みの音へ寄せていけます。

  • バーは0〜8の9段階で、1段あたり約3 dBです。鍵盤を押さえたままでも変更が反映されます。
  • 実機と同じく、PERCUSSIONをONにすると1′ドローバーは無効になります。
  • ロータリーはKontakt内蔵のRotatorエフェクトです。LIVE ROTARYの収録音とは性格が異なるシミュレーションです。実機レズリーの音が必要な場面ではLIVE ROTARY、音色を自分で組み立てる場面ではDRAWBARSという使い分けを想定しています。
  • 初期割り当てはCC21〜29です。SETUPで任意の番号に変更でき、お手持ちのMIDIディバイスから操作できます。

作った音色は User 1〜10 に名前を付けて保存でき、ほかの曲からも呼び出せます。アップデートしても消えません。

USER MEMORY

ドローバーの音色を、名前を付けて残す。

DRAWBARSで作った音色を、User 1〜10 に名前を付けて保存できます。9本のドローバーに加え、パーカッションとビブラートの設定もまとめて記録します。保存先はKontaktのユーザーフォルダなので、ほかの曲やインスタンスからも同じ音色を呼び出せ、アップデートしても消えません。同じメニューから、LIVE ROTARYの手鍵盤13音色のドローバー設定も呼び出せます。

NKS

KOMPLETE KONTROL・MASCHINEで、画面を見ずに。

NKSに対応しています。1つ目のつまみ「Mode」でLIVE ROTARY/DRAWBARSを切り替え、プリセットの選択、ドローバー、パーカッション、ビブラート、リバーブまでつまみで操作できます。新しい機種(NKS2)ではモードに合わせてつまみのページが入れ替わり、つまみに触れると名前と値が表示されます。ユーザーメモリーの呼び出しと保存もつまみから行えます。

PERCUSSION / VIBRATO

演奏系の機能

PERCUSSION
実機に準拠したシングルトリガーです。すべての鍵盤を離した状態から弾いた最初の音にだけ付き、レガートの途中では鳴りません。第2倍音(4′相当)/第3倍音(2⅔′相当)と、減衰の長短を選べます。LIVE ROTARYでは別に収録したパーカッション音を使い、レズリーの約3秒のSLOW/FAST切り替えに追従します。NORMALに対しSOFTは約−6 dBです。No Woman No Cryは音色固有の基本レベルを引き継ぎます。

VIBRATO
約7 Hzの三角波LFOによるピッチ変調です。NORMAL/SOFTとDEPTH(0〜100)で深さを調整します。実機のスキャナー式ビブラート/コーラスの再現ではありません。コーラス入りの3音色は、録音そのものに実機のC3が含まれています。

RELEASE / SPLIT

リリースと鍵盤の分割

RELEASE
離鍵時のリリースノイズを、音色固有の基本レベルから−12〜+12 dBの相対トリムで調整します。60’s Jazz Groove、Full Drawbar、Amazing Grace、70’s Prog Rockには強いノイズ(Hard)、ほかの手鍵盤音色には弱いノイズ(Soft)、足鍵盤には足鍵盤用のノイズを割り当てています。DRAWBARSでは、引き継いだプリセットの離鍵音を出発点に、ドローバーの引き出し量に合わせて離鍵音も増減します。

SPLIT
LIVE ROTARYで鍵盤をLower/Upperに分け、別々の音色を演奏できます。境界はC♯1〜C5の範囲で設定でき、初期値はC2です。Lowerにも16音色すべてを選べます。LowerもUpperと共通のロータリー速度と切り替えに追従します。パーカッションはUpper側だけに付きます。

IR REVERB

17種類のIRで、響きを選ぶ。

画像は各IRのイメージです。

Studio AのIRイメージ

Studio A

録音スタジオの部屋鳴りを加えるIR。

  • Studio A
Studio BのIRイメージ

Studio B

録音スタジオの部屋鳴りを加えるIR。Aよりも狭いブース内です。

  • Studio B
Space EchoのIRイメージ

Space Echo

Rolandのテープエコーを題材にした5種類のIR。

  • Space Echo0
  • Space Echo1
  • Space Echo2
  • Space Echo3
  • Space Echo4
Lunar KaguyaのIRイメージ

Lunar Kaguya

超ロングリバーブです。

  • Lunar Kaguya1
  • Lunar Kaguya2
NohgakudoのIRイメージ

Nohgakudo

能楽堂で収録された、貴重な3種類のIR。

  • Nohgakudo1
  • Nohgakudo2
  • Nohgakudo3
Concert HallのIRイメージ

Concert Hall

大ホールの残響IRです。

  • Concert Hall1
  • Concert Hall2
Wooden RoomのIRイメージ

Wooden Room

小〜中規模のホールの響きを扱う3種類のIR。

  • Wooden Room1
  • Wooden Room2
  • Wooden Room3
OrganTree v1.5 MIDI Setup — MIDI CC画面
OrganTree v1.5 — MIDI Setup — MIDI CC。共通操作・ドローバー・演奏操作・プリセットのCCを割り当てるMIDI Setup画面。
OrganTree v1.5 MIDI Setup — Key Switch画面
OrganTree v1.5 — MIDI Setup — Key Switch。Live Rotaryの音色をキーへ割り当てるKey Switch画面。

KEY SWITCH / SETUP

音色の呼び出しとMIDI設定

KEY SWITCH
B-3の各鍵盤の左端には、白黒が反転した12のプリセットキーがあります。OrganTreeではMIDI20〜35(Kontakt表記G♯−1〜B0)の16鍵に、任意の音色またはOFFを割り当てられます。初期値は画面順の16音色です。割り当ては曲・インスタンスと一緒に保存されます。

SETUP
右下の歯車から開きます。ロータリー、パーカッション、ビブラート、リリース、IR、9本のドローバー、音色選択、スプリットなど41項目にMIDI CC番号を割り当てられます。CCはメニューからOFFまたはCC0〜127を選びます。保存、読み込み可能。

RECORDING

収録について

楽器

オルガン HAMMOND B-3(1960年代前半製)。上下鍵盤 各61鍵、足鍵盤 25鍵
スピーカー Leslie 147。40 W真空管アンプ、800 Hzクロスオーバー、上段の回転ホーンと下段の回転バスローター
フォーマット 96 kHz/24 bit/ステレオ(48kHz/44.1kHzセッションでも使用可能)

ポリシー

  • 13種類のドローバー設定と3種類の足鍵盤設定を、それぞれLeslie SLOWとFASTの2状態で全鍵収録しています。ベロシティレイヤーはありません。B-3はベロシティを持たない楽器です。
  • 鍵盤を離したときに実機が出すリリースノイズを別に収録し、音色ごとに強弱を割り当てています。
  • パーカッション(第2倍音・第3倍音、減衰の長・短)もLeslie SLOW/FASTそれぞれで別に収録してあり、音色を変えてもレズリーの状態に追従します。
  • キークリックも、真空管アンプのノイズとひずみも、ローターの風切り音も消していません。きれいに整えると、音の芯まで一緒に削れてしまうからです。実機のレズリーが部屋に吐き出す風と唸りを、そのまま封じ込めました。

仕様

音源 HAMMOND B-3(1960年代前半製)+ Leslie 147。マイク収録
サンプル数 2,920(96 kHz/24 bit/ステレオ)。持続音はループ処理済み。(旧B3 Premierと同サンプル)
鍵域 手鍵盤 C1〜C6(61鍵)全鍵サンプリング。足鍵盤 C1〜C3(25鍵)
ベロシティ レイヤーなし(実機にベロシティがないため)
音色 LIVE ROTARY 16音色(手鍵盤13+足鍵盤3)。すべてSLOW/FAST収録
ドローバー 単独収録9本(レズリー停止)+ Kontakt内蔵Rotator。ユーザーメモリー 10
パーカッション 2nd/3rd × 減衰 長/短。SLOW/FAST別収録。シングルトリガー
リリースノイズ Hard/Soft/足鍵盤用の3種
IR 17種類
MIDI 41項目のCC割り当て、16鍵のキースイッチ。曲・インスタンス保存、共通既定値のSAVE/LOAD
NKS 対応(KOMPLETE KONTROL・MASCHINE)
形式 Kontakt 7.10.9以降 フルバージョン専用(Kontakt Player不可)
価格 8,600円(お支払い総額)

日本語ユーザーマニュアル →

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OrganTree

PREMIER SOUND FACTORY

価格:8,600円(お支払い総額)

Kontakt 7.10.9以降のフルバージョン専用。
無料のKontakt Playerには対応していません。

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